玄米や黒米は最近良く耳にするお米ではないでしょうか。では『赤米』はいかがですか?
その名の通り「赤いお米」です。より正確には「玄米の部分が赤い古代米」です。
この玄米部分の赤いところには、各種のポリフェノールやビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれていて、通常の精米した白米ではなかなか摂取できていない栄養がたっぷりと含まれています。
平成20年産の岡山県産の新米「赤米」をお届けいたします。

【写真】 平成20年産(岡山県産)赤米

実はこの『赤米』の発祥地は岡山県です。岡山県では古来、神社(神様)へのお供え物の『赤飯』として奉納されてきた由緒ある古代米です。
現在は赤飯と言うと、西日本では小豆ともち米、東日本ではササゲともち米でうっすらと赤いおこわが赤飯ですが、本来は『赤米』で炊き上げた「赤いご飯」が赤飯でした。
しかし生産の収量が非常に悪く、たくさんはつくれないことなどから徐々に生産する人も少なくなってきています。

当店の赤米は「無農薬栽培」をしています。もちろん化学肥料も一切使っていません。自然の天然の肥料だけで育てています。
ですから、稲穂が実ってくると雑草も生長してくるんです(写真↓)。農薬を使っていないのですから当然です。この雑草を一つ一つ丁寧にむしっていきます。かなりの重労働です。しかし雑草に負けないように赤米自身が雑草と競うためか、穂の中のお米に栄養をたっぷりと蓄えていきます。収量は少ないですが、ちゃんと生長した赤米はそれは極上の味をしています。

【写真】赤米の穂・もみ
当店の赤米の品種は『つくしあかもち』という品種です。もみの色も綺麗な紅色をしています。
肥料にもこだわりを持っています。美味しい赤米の生長とこの赤米をおいしく食べていただく皆様のために、化学肥料は一切使っていません。天然の肥料のみで育てています。
これが生産者「小野 悟志」氏のこだわりです。そのこだわりが生んだ赤米は他の赤米とは全く違う味と粘り、風味を持っています。

ここで、ちょっと話がわき道にそれますが、「古代米」という言葉を耳にしたことがありますか
古代米っていうのは、稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいる米(稲)のことです。
【特徴】
●玄米の色が赤や黒、緑など有色米
●稲穂の一粒一粒に針のように亡(のぎ)を持つものが多い。
●生命カが極めて強い。
●背丈が1.5メートル以上にもなるので倒伏しやすい。
●実りのころ、籾がひとりでにこぽれ落ちてしまう。
●現代米に比べて収穫量は半分以下と少ない。
「赤米」「黒米」はもちろん「古代米」の一種です。ですから、同じ面積の田んぼに現代米と同じように植えても、収穫できるのはわずかに半分にも減ってしまうのです。
しかも、化学肥料を使わず、無農薬で栽培するとなると、さらに収穫量は半分になります。
つまり、現代米と比べると、無農薬古代米は四分の一以下の収穫しかできないのです。
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【写真】小さな害虫をせっせと食べてくれる合鴨
無農薬栽培なので雑草や害虫に手を焼かされることが非常に多くなってしまいます。生産者が丁寧に雑草や害虫を取っているのですが、正直追いつきません。そこで、ちょっと力を借りているのが、合鴨(あいがも)達です。数匹の合鴨を田んぼの中に放していると、合鴨たちが害虫や小さな雑草を食べてくれるのです。(黒米と赤米の生産に合鴨を使っています)
今年は無農薬栽培区画に8匹の合鴨に手伝ってもらいました。集団でチョコチョコ動く合鴨たちは、ついかわいくなって、害虫に手を焼かされる心を和やかにしてくれます。
そんな合鴨たちの力も駆りながら、生産者「小野 悟志」氏の無農薬栽培は成り立っているのです。
今年の赤米をご覧ください。色艶もよく粒の大きさも揃っています。市販の赤米に多い海外産は形が細長く炊いた時にも固いものが多いですが、当店の無農薬で育った赤米は腹の部分が太く、丸くふっくらとした赤米に育っています。
もちもちと粘りのある赤米(もち米)はご飯の美味しさを抜群に引き上げてくれます。
これこそが、無農薬で手間隙をかけた結晶です。今年は10月末に収穫しているので、まさに取れたてそのままを産地直送でお届けします。

| 項目 |
赤米 |
白米 |
| カルシウム(mg/100g) |
9.0 |
6.0 |
| カリウム(mg/100g) |
230 |
110 |
| 鉄(mg/100g) |
2.1 |
0.5 |
| ビタミンB1(mg/100g) |
0.41 |
0.08 |
| ビタミンB2(mg/100g) |
0.04 |
0.02 |
| ビタミンB6(mg/100g) |
0.45 |
0.12 |
赤米には白米には不足しているカルシウムやカリウムなどのミネラル分と、ビタミンB群がたっぷり含まれています。

[おすすめ] 赤米ごはん
赤米には「アントシアニン」をはじめとする「ポリフェノール」がたくさん含まれています。ですから白米と一緒に炊くと、水溶性の赤い色をしたアントシアニンが溶け出して、ご飯全体がうっすらと綺麗な桜色に染まります。
白米にちょっと赤米を入れるだけで、モチモチ美味しいご飯に早代わりです。

【写真】 赤米ごはん
[作り方]
[1] 白米を3合はかり、赤米を大さじ2杯入れる。
[2] よく洗う。
[3] 炊飯器のスイッチON!
[4] 完成
すごく簡単ですが…。普通の白米の上に少し赤米を足すだけでOKです。水を増やしたり、浸漬時間を長く取ったりは必要ありません。普段どおりの炊き方でOKです。
基本はお米1合に対して、赤米は小さじ2杯程度です。たくさん入れても全く問題はないので、お好みの味になるように赤米の量を調整しても問題ありません。
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