■北海道産黒大豆“光黒”
煎り黒豆に使っている黒豆は、北海道でとれた“光黒”という品種です。100%北海道産を使用しています。この品種は豆の表面に艶艶とした光沢があり、あたかも豆自身が光っているように見えることから名づけられました。丹波黒のように表面にロウ粉が吹いて真っ白に濁ることはありません。肝心の黒豆の味の方ですが、非常に甘く、皮も柔らかいのでサクサクと食べてしまいます。豆の重量に対して皮の割合が多いので、同じ重量の丹波黒と比較すると、10%ほど黒豆アントシアニンが多く含まれています。じっくりと焙煎することによって、黒豆の皮の繊維が細かく分解され、繊維が甘く感じられるようになるほどです。
■北海道産小豆“雅”
三色豆に使っている小豆は北海道産の“雅”という品種です。この小豆“雅”を100%使用しています。小豆“雅”の赤い色は深紅に光っていて、赤いダイヤとも呼ばれています。この“雅”という小豆は、やや小ぶりな小豆ですが、ずば抜けた甘さを持っています。その美味しさは大納言より甘く、程よい食感を持っています。三色豆では、この“雅”から灰汁を取り除いて、じっくりと低温で煎りあげました。小豆は皮が柔らかくすぐに破れたり、溶けたりしてしまいますが、丁寧に焙煎することによって、皮破れもなく、灰汁のエグ味もない美味しい煎り小豆になりました。
■富山県産黄大豆“艶麗”
三色豆に使っている黄大豆は富山産の“艶麗”という品種です。この黄大豆”艶麗”を100%使用しています。この“艶麗”は雪の多い寒い地域で育つため、豆の内部に栄養(特に糖質)をたくさん蓄えています。このさまざまな栄養分が豆の美味しさを一層引き立てています。例えばこの“艶麗”は非常に甘く、他の国産豆と比較しても、一発で味の違いが分かるほどです。エグ味が少ない品種なので、煎り大豆にした時の違いは一目瞭然です。中国産に多い青臭さは一切なく、食べだすととまらない食感です。
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